食べる人類史 -日の発見からファストフードの蔓延まで-(フェリペ・フェルナンデス=アルメスト ハヤカワ文庫2003年)【6】

食と人類の歴史はもっとも興味のある分野のひとつ。
このタイトル見たら、読まないわけにはいきません。

食べる人類誌―火の発見からファーストフードの蔓延まで (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

食べる人類誌―火の発見からファーストフードの蔓延まで (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

この表装はうまいな!

【内容】
人類の文化史の大家として知られる研究者による、
「食」に焦点を当てて人類の歩みについて書かれた本。
食に関わる8つの大きな革命があったとして、8章立てで
調理の発明、食べるための飼育、食べ物と身分、などのタイトルで構成されている。


【感想】
研究者による論文です・・。
読んでて疲れる疲れる。
世界中の様々な文献から多くの記述が引用してあって、その寄せ集めから持論を展開していますが、
こういった形式の本を読みなれていないので「調べたことを列記してあるだけじゃん・・・」と思ってしまいます。
咀嚼するのに時間がかかるー。
また、解説者も書いていましたが、食の保存、および醗酵について言及されていないのが残念。
最近福岡伸一づいているので(ラジオによく出てるし)、醗酵という作用が食文化に与えた意味が気になります。
個人的には、エッセイぽく読みやすい本じゃないと集中力続かないなー、と思った本でした。
とほほ。