Chateau LA TOUR DE MONS 2008(仏AOC MARGAUX CRU BOURGEOIS 赤)<2>

ワイン、2日に1本くらいのペースで飲んでいるのですがブログが追いつかない・・。
だいたい1,000円〜2,000円のワインなのですが、
今回は少しだけ高価でモチベーションの高い、美味しかったワインを先に紹介しますー。
やっぱボルドーワインは美味いわー。


「Chateau LA TOUR DE MONS 2008」
AOC MARGAUX CRU BOURGEOIS
産地:仏ボルドー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 65%/メルロー 30%/カベルネ・フラン 5%
度数:13%
金額:3,600円程度。ちょっと高かったみたいで、3,000円以下で買えるようだ。
この日の料理:ハンバーグ、恵方巻きぽいの、アボカド刺身、中華風スープ

ちょっと良いことがあったので、昨年末に買って取っておいたこれを開けました。
シャトーマルゴーが一番好きなので、マルゴー村のワインはなんでも期待。


【外観】
健全で明るいガーネット。とても綺麗。リムはうっすらとオレンジがかっていて、熟成始まったかな?という感じ。
レングスはグラス内にはっきり残り、ねっとりした感じは無いので13%と予想(←ドンピシャ正解でした!)

【香り①(そのまま)】
上質なボルドーという感じで、熟成されたタンニンが感じられます。
複雑な香りがストレートに鼻腔に絡んで来て「もっと香りを楽しんで!」とアピールしてくるようです。

【香り②(グラスを回して】
マルゴーぽい魅惑の香り。恍惚としてしまいます。幸せ。
カシス、ブラックベリーが見えました。あとは西洋杉と微妙なハーブとう表現が正解のようです。
西洋杉?なんとなく分かるような、分からないような。
ハーブってなんのハーブだろ。

【味わい】
ビロードの舌触り。嫌なところが一切無く、とてもスムースに喉を流れていきます。
酸味とタンニン、香りのバランスもとても良いです。青い野菜の茎の香り、土っぽさを感じました。
ハーブやスパイスを使用した料理、例えばラム香草焼きとか、牛肉のハーブ煮のような料理にマッチしそうです。
ただ残念な事に、時間とともに香りも味も平坦になってきてしまいました。
(あ、ってことは、「立体的な香り、味」という表現をすればよかったのか)
おそらく熟成が足りないのでしょう。きっとあと数年寝かせれば、より力強い、しっかりした美味しいワインになると思います。


<おべんきょ>
カベルネソーヴィニヨンといえば、赤ワインらしい渋み、酸味の個性が強く、コクもある重厚なワイン。
ボルドーメドック、グラーヴの代表品種。カリフォルニア、オーストラリア、チリ。ボルドーでは多品種とブレンドして使用するが他地域は単一品種での使用が一般的。
外観は濃く強い赤色、または青みの強い赤色。(熟成したものは深いガーネット色)
香りは黒みがかった果実、特にブラックベリーやカシスを中心に胡椒、木の皮の香のものが多い。
低価格なワインでは若々しい果実味が感じられる。優れたものや熟成のしっかりしたものではブラックチョコレート(ビター)、甘草(リコリス)、カシスリキュール、鉛筆の削りかす、葉巻の箱、タバコ、杉の木の香。
特別に優れたものはバラの香が感じられる。逆に成熟の満たないものには果実香に達しない野菜、草、特にピーマン系の香が残る。アロマティックと評価できる品種である。
味はタンニン(渋み)が強く、濃い味で、コクが強いフルボディータイプ。未成熟のものは渋みがはっきりとし、酸味が強い。優れたものや熟成したものは、酸味が滑らかで、渋みも力強さに対して滑らか且つ味に深みが見られ、酸味と渋みのバランスに優れる。
重厚なソースを使用した肉料理やシンプルに肉の旨みを強く出す肉料理との相性は最高のようです。ビーフステーキやフォアグラなど。


マルゴー村のワイン、なんとも言えない、淫靡な魅力があります。
美の女神に身も心も虜になってしまうような。
魅惑的なワインです。
シャトーマルゴー、飲みたいなぁ。